カーディガン代わりの大判ストールが季節の変わり目に効くんです

「お洒落であるより、格好良くありたい」と言う種市暁さんのスタイルに注目し、“種カジ”と勝手に命名して早数年。いつもパッと見の印象は無造作なのになぜか格好いいから不思議。そんな彼の装いの“タネ”をムリヤリ解説してもらう企画。今回はオーシャンズウェブでは未公開だった過去のアーカイブから、2016年6月号の「種カジ」を紹介! 

種さん、今日は何を羽織ってるんですか?

「大判ストールです。秋口や春先って羽織りモノ必要じゃないですか?」。ハイ、ならカーディガンでいいじゃないですか。大判ストールは馴染みがないなぁ。

ストール/RTH、スウェットシャツ/ワコマリア、スウェットパンツ/クラウディ クラウディ、靴/ノンネイティブ × リーガル フォー B印 ヨシダ(GS)、サングラス/レイバン ※すべて私物

「僕も出会いは突然でした。クルマとかソファに置いていた薄手のブランケットを、ちょっと外に出るときに羽織ってみたら意外と使えるかも? 的な」。へぇ、どんなモノもアイデア次第ってことか。でもこれはプロのワザ。我々にはハードル高いッス。

「そう来ると思った! 安心してください。モノトーンに合わせればどんなストールでもハマりますから」。なるほど、確かに種さんも……って今日スウェットじゃないですか! しかも上下!! 「ふふふ。それを何だか洒落て見せてくれる効果もあるんですよ、大判ストールには。だからカーディガンじゃないんですよね」。

では、どんなモノを選べば?

「羽織ったときに腰までくるサイズの正方形のモノ。今日は大好きなLAブランドの一枚で、巻いたときに首回りにくる一辺を外に折って襟代わりにするのがマイルール」。

一見テキトーなのに緻密な計算が隠れてますねー。ほかに注意事項は?

「スウェットはジャストサイズを着ること。気分だからってビッグシルエットを選んで首から布垂らしたらレスラーです」。

ごもっとも! 革靴なワケも理解しました!

 

端を外側に折ればラペルになるよ

「偶然気付いたワザなんですけどね。サイズの調整もできるし一石二鳥」。これだけでただ羽織ってるように見えないから不思議だ。ちなみにストールはLAの大注目ブランド、RTH製。クラシックなタータンチェックとエスニックなフリンジ調の裾が絶妙のコンビネーション。

 

レタードは意味を知って着る

「たまに恥ずかしい意味のレタードありますからね。これは“毎日サイコー!”って最高(笑)」。大人だから意味は把握したい。あとは、シンプルなデザインをチョイスするのもポイントだ。

 

ピスネーム、あるとないとじゃ大違い

モノトーンに紅一点、ピスネームがアクセントに。ジャストサイズで大人っぽく着つつも、「こういうストリートなディテールがハズしになる」。

 

20代の頃に出会った香りを久々に

「リラックスした装いは香りで飾る」ということで、サンタ・マリア・ノヴェッラの「フィエノ」。ナポレオンが愛用したという逸話も含めて好き。定期的にブームがくる、種さんの香りの定番。

 

PROFILE
たねいちあきら●1972年生まれの45歳、東京下町出身。サーフィンを愛する海男。長年勤め上げたビームスを退社し、現在はフリーランスとしてブランドのコンサルティングやプロダクトのディレクションなどを手掛ける。種カジのこぼれネタがポストされるインスタグラム(@taneichiakira)もチェック!

山本 大=写真 髙村将司=文
Source: 37.5歳からのファッション&ライフスタイルマガジン|OCEANS
カーディガン代わりの大判ストールが季節の変わり目に効くんです