「妻は夫の過ちを忘れない」説を検証。夫婦喧嘩の戦法に違いが?

「隣のオッサンは青いか?」Vol.29
酸いも甘いもかみ分けて、世の中のおおよそのことがわかった年代。けど、いまだにわからないのが、人の心。家族や友人に同僚、あるいは自分の心だって、イマイチ理解できないことは多々あるのだから難しい。そこで、世間に秘めたる胸の内を問う! タテマエはさておき、実際どう考えてます?

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「今はそう言うけれど、あのときはこう言っていたじゃない!」。

夫婦喧嘩でありがちなこんなセリフ。言質や過去の失敗を引っ張り出してくる戦法はよく耳にするが、実際の結婚生活でパートナーからそんな“口撃”を受けたことがある人はどのくらいいるのだろうか。

また、その際に蒸し返されるのは、過去のどんな失態か。結婚5年目以上、子供のいる40代男女各100人(計200人)に聞いてみた(アンケート協力:アイリサーチ)。

 

夫の2人に1人は、「蒸し返し」口撃を受けた経験アリ

■パートナーから、過去の出来事を引き合いに出して「あのときこう言ってたでしょ?」と批判・攻撃されたことはある?

【男性】
・ある 56.0%
・ない 44.0%

【女性】
・ある 35.0%
・ない 65.0%

男性の半数以上が、過去の出来事を引き合いに出して責められた経験が「ある」と回答。一方、「ある」と答えた女性は3割強。女性には過去のことを蒸し返す傾向にあるという説も耳にするが、実際にアンケートの数値からもその傾向が見て取れる。

 

パートナーが蒸し返したくなる「過去の失態」とは……

では、具体的に、婦喧嘩で蒸し返されるのはどんなトピックなのだろうか。パートナーに過去の出来事を引き合いに出されて責められたことが「ある」と答えた人に、そのときの心境と併せて教えてもらった。

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妻が根に持つトピックは「子育て」「浮気」、そして……

■夫に聞いた「妻が蒸し返すトピック」

(1)子育てに関する蒸し返し
「昔、子育てをサボったことを批判されて、つらかったです」(46歳)
「これまで仕事ばかりしてきて家庭を顧みなかったということ。 生活をするには仕事をして稼がなければ仕方ないと思った」(43歳)

(2)浮気に関する蒸し返し
「浮気に関して、昔話をされた。かなり気まずかった」(46歳)
「ラウンジのおねえちゃんとメールしてた件」(42歳)

(3)金銭に関する蒸し返し
「先物取引を行っていて、損を出してしまったこと」(49歳)
「クルマはすぐに買い換えないと言ったのに、また欲しくなって買い換えた。ごもっともだと思った」(45歳)

どうやら「子育て」「浮気」「金銭」に関する夫の失敗や失態は、妻の脳裏に深く刻みつけられるようだ。また、女性と比べて過去のことは忘れがち、という男性も少なくないようで、「自分が忘れっぽいので、『この前も同じことを忘れてたでしょ!』と言われた。どうしようもなく悲しくなる」(47歳)という声も。

過去の過失は責められても仕方がないが、覚えていないことを責められるのはなかなかつらいものである……。

 

意外と夫もネチっこい!? 妻が明かす夫の“蒸し返し”エピソード

一方、妻からも、以下のような夫の“蒸し返し”エピソードが寄せられた。

■妻に聞いた「夫の蒸し返しトピック」

(1)金銭面に関する蒸し返し
「貯金ができていないことに関して。無駄遣いをしている訳じゃないと言ったら、逆ギレしていると言われた。自分だけが悪いと言われているようで悲しいし悔しかった」(41歳)
「生活費から当時人気ブランドの服や小物を買ったりしていたことを引き合いに出され批判された。言われているときはもう過ぎたことなのにしつこいなといった心境でした」(47歳)

(2)家事・子育てに関する蒸し返し
「子供の教育について。前言ってたことと違う」(42歳)
「家事について。家事をやらない人にはわからないことだと思った」(43歳)

(3)仕事に関する蒸し返し
「残業続きで帰りが遅いことが多かったときのことを、勝手な勘違いで浮気をしていたと思っていたと言われ、非常に憤りを感じた」(45歳)
「結婚前に仕事より家庭優先にすると言ったのにできなかったこと。不妊治療費を稼ぎたかったので仕事をやめられなかった。理解してほしかった」(40歳)

夫同様「子育て」「金銭」に関するトピックに加え、「家事」「仕事」における過去の過失について、夫が蒸し返すという声が寄せられた。ただし、妻の“蒸し返し口撃”を受けた夫からは「悲しい」「つらい」という感想が多かったが、妻のコメントは「憤りを感じる」「しつこいなと思った」とかなり辛口……。

変えられない昔のことを蒸し返されて怒られるのは、なかなかやるせないものだ。しかし対抗して妻の過去を蒸し返してしまうと、収まるものも収まらないだろう。夫婦喧嘩をなるべく早く終わらすためにも、応戦したい気持ちはぐっとこらえて、「そんなこともあったね……」とさらり受け流せるくらいの余裕は持ちたいものだ。

 

フジアマネ=文
Source: 37.5歳からのファッション&ライフスタイルマガジン|OCEANS
「妻は夫の過ちを忘れない」説を検証。夫婦喧嘩の戦法に違いが?